「過去は変わらない」という幻想に苦しむあなたへ​

結論、過去は変えられます。

そしてただ変えるだけではなく、
あなたの人生を大きく飛躍させてくれる
翼にさえなるのです。


​「おいおい直也さん、
ついにそっちの世界に行っちゃったのね?」と
思わずにぜひ読んでみてください!笑


あなたは今までにこんな言葉を
聞いたことがありませんか?


「過去は変わらない。」
「終わってしまったことはしょうがない。」
「過去のことは気にせずに、前を向いたほうがいい。」


一見ポジティブな捉え方のような気もしますが、
こんな声かけだけでパッと人生がバラ色になったら
誰も苦労しないですよね。


過去の失敗、トラウマ、自己評価の低さ、
人間関係のトラブル、キャリアの方向性の迷い…

これらは私たちが日常的に抱える悩みの一部です。

例えば、大学時代に受けた一つの試験の失敗が、
今でも自分の自信を奪っていると感じたり。

あるいは、子供時代の家族のトラブルが、
現在の人間関係に影響を与えていると感じることもあります。


これらの悩みは、
過去の出来事や経験に囚われていることが
原因であることが多いです。


「過去は変わらない。」
「終わってしまったことはしょうがない。」
「過去のことは気にせずに、前を向いたほうがいい。」

これらの言葉は一部真実を含むものの、
その全てが正しいわけではありません。

また、
過去を忘れて無かったことにしようとするのも、
実は最善の方法ではありません。


なぜなら、
私たちの過去への意味付けを変えることで、
主観的に過去を変えることができるからです。


この考え方は、
心的外傷後成長(Post Traumatic Growth)と言われ、
多くの心理学者によっても支持されています。


過去の出来事をただの「事実」として
受け入れるのではなく、
それに新しい「意味」を与えることで、
私たちの感じる現実が変わるのです。


過去には3つの捉え方があります。
その3つの捉え方は以下のとおりです。


1. 「鎖になる過去」

この捉え方は自分をもろくしたり、足を引きずります。
他責思考の大きな原因になって、
主体的に人生をコントロールできなくなります。

またチャレンジを避ける言い訳や
失敗したときの言い訳として
よく使われます。


2. 「何も影響しない過去」

主観的には忘れてしまって
人生に何も影響していない状態です。

20年、30年と生きてきた過去を
エネルギーに変換出来ていない、
とてももったいない状態です。


3. 「翼になる過去」

人生のあらゆる局面で活力を与えてくれる捉え方です。

あのときの経験のおかげでこんなことを学べた、
あのときの苦しみのお陰で人に寄り添える、と
過去が現在の自分を強力に
後押ししてくれるよう状態です。



「鎖になる過去」をどうにかしたほうが
いいのはもちろんのこと、

「何も影響しない過去」が
とてももったいない状態であることが
わかるかと思います。


過去の意味付けを変えて 「翼になる過去」として
捉えられるようになると何が良いのか?


・適度なリスクを取ってチャレンジができるようになります
・行動するハードルが下がり行動しやすくなります
・主体的に人生の舵取りを取れるようになります
・対人関係の悩みが減ります
・豊かな人間関係を築けるようになります
・自分の望む未来へと進む原動力になります
・もし収入の目標があれば、収入を増やす道筋を歩けるようになります


例えば、
過去の失敗を「自分はダメだ」と捉えるのではなく、
「その経験から学ぶことができた」と捉えることで、
自己評価が向上します。

また、過去のトラウマを
「私は犠牲者だ」と捉えるのではなく、
「その経験が私を強くした」と捉えることで、
回復の過程が加速します。

さらに、過去の恋愛の失敗を
「私は愛されない」と捉えるのではなく、
「次はもっと良い関係を築くための経験を得た」と
捉えることで、新しい恋愛に前向きになれます。


なぜこのようなことが可能なのか?

心理学の研究によれば、

私たちの感じる痛みや喜びは、
出来事そのものではなく、
それに対する解釈や意味付けによって
生じるとされています。

この考え方を取り入れることで、
過去の出来事や経験に新しい意味を見つけ、
自分の心の中での過去を再評価することができます。

すると、主観的には「過去が変わる」のです。


過去は変えられないと思っていたあなたも、
実は過去の意味付けを変えることで、
新しい未来を築くことができます。

この新しい視点を持つことで、
過去の痛みや後悔から解放されることができます。


まずは、
過去の一つの出来事や経験を思い出し、
それに対する現在の意味付けを
書き出してみましょう。

次に、その意味付けをポジティブなものに
変える方法を考えてみてください。

次のような質問が役に立ちます。

「他の意図はなかっただろうか?」
「こういう背景があったのではないだろうか?」
「最善を尽くしていたんじゃないだろうか?」
「当時の知識レベルや情報、状態では止むをえなかったんじゃないだろうか?」
「ここから学べることはなんだろうか?」
「その過去を生き延びた自分は強いんじゃないだろうか?」


このシンプルな行動を繰り返すことで、
過去の意味付けを変える力を
身につけることができます。

そして、
その変化を日常生活に取り入れることで、
より豊かで幸せな生活を
手に入れることができます。