「家族が大事」と公言するモラハラ夫が本当に家族を大事にする方法


​あなたはこんなストーリーを
目にしたことはありますか?

ある日モラハラ夫が妻から
離婚を突きつけられます。

モラハラ夫がその状況を
事細かに友人に相談したら
その時に初めて自分の行いが
モラハラだったことに気づく。

でも、夫婦関係を修復するには
時すでに遅く…。


一度は見かけたようなストーリーですよね。

実は私もそんなふうになってしまう
可能性がありました。

今回のタイトルである
「家族が大事」と公言するモラハラ夫
というのは過去の私のことです。


一見矛盾してるじゃないですか。
「家族が大事」なのにモラハラしてたの?って。

でも、「家族を大事」だと思いつつ
モラハラをする状況は実は両立するのです。

当時の私は、家族で旅行に行ったり
ショッピングをしたり、
外食をしたりキャンプをしたりと
家族を大事にしているからこその
行動も取っていました。


だからこそ、
自分の行っているモラハラの
恐ろしさをとても過小評価していたのです。

(そもそも、当時は自分の行いを
モラハラとすら思わずに、
自分の性格だと割り切っていました。)


私が家族に対して取っていたモラハラ行動は
特に私が疲れていたときやストレスの
溜まっていたときに顕著に出ていました。

妻に対して
・とても些細なことで怒る
・返事をしない
・憤怒の表情を浮かべる
・相手が謝るまで不機嫌でいる

子供に対して
・「うるさい!」と至近距離で怒鳴る

今でこそ
一生の心の傷を残してしまうくらいの
行いをしていた自覚ができましたが、
月に数回はこんなことがあったのです。

なぜモラハラ夫は自分のモラハラに
気づけないのでしょうか?
その理由は4つあります。


1.自己認識のギャップ
行動や態度の自己認識と
実際の行動や態度にギャップがあります。

2.社会的望ましさ
「家族を大切に」という価値観は
一般的に良いこととされているので
社会的評価のため「家族が大事」と
公言する場合もあります。

3.欠如した共感能力
他者の感情や痛みを理解する
共感の能力が低いか、
欠如していることがあるので
家族の感じている苦しみを想像できません。

4.正当化
自分の行動を正当化するための
ストーリーを持っていることがあります。
例えば、「家族のために厳しくする」という
考え方でモラハラをしています。


なぜ、仮に99%は家族サービスをする
いいお父さんだったとしても、
1%のモラハラが全てを台無しに
してしまうのでしょうか?

お医者さんを例に考えてみましょう。

普段は患者さんに頑張って医療を提供していて、
非常に慕われるお医者さんだっとしても、
もし1人の人を殴ってしまったら医者としてはおしまいです。

99%の頑張りを、たったの1%が
台無しにしてしまう可能性があるのです。


じゃあどうやってモラハラを
やめたらいいのでしょうか?

モラハラを気合いと根性だけで
やめることはできません。

やめようやめよう、と思っても
それがさらなるストレスになって
悪化してしまうばかりです。


なぜなら、モラハラを生み出している
大元の価値観や思い込みは
深層心理に根を張っているからです。

その価値観や思い込みは個人差もありますが
大体このようなものです。

「認めてよ、かまってよ、愛してよ、受け入れてよ」
「僕は悪くない」
「僕はちゃんとやっている」

これらの深層心理に根ざしている思い込みが、
表面に出て来やすいのが、疲れているときや
ストレスの溜まっているときなのです。


と、ここまで話を引っ張ってきてしまいましたが
モラハラ夫が本当に家族を大事にする方法は
ぶっちゃけ1つしかありません。

モラハラを引き起こしている深層心理の
価値観や思い込みを取り除くことだけです。


怒りの引き金を無理やり力で押さえつけても
暴発するだけです。

怒りの引き金そのものを
取り除く必要があるのです。

実際に私も、
深層心理にある思い込みを
取り除くことで初めて
モラハラが辞められました。


1%のモラハラが無くなったことで、
99%の頑張りがちゃんと実を結ぶように
なりました。

たとえストレスのかかる状況であったとしても
柔軟に対処ができるようになってきて、
周りに八つ当たりをすることがなくなり
妻は「人生が変わったね」と言います。

子供は怯えた表情を見せることがなくなったり、
癇癪をおこすことがなくなって
生き生きと過ごすようになりました。

そして以前にも増して「お父さん!」と
甘えてくることが増えました。


失ってから気づくのでは遅いです。
もしあなたが、「自分も少し当てはまるかも」と
1ミリでも思ったのであればぜひご連絡ください。

必ず力になります。


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