複雑骨折しているのに絆創膏を貼っても
治るわけがない、っていうのは誰でもわかります。
折れた骨が皮膚から飛び出してしまっているので、
適切な処置をしないと下手したら命に関わります。
でも、骨折よりも長期に渡って、
人生をむごたらしい状態に留める問題があります。
そして多くの人がその解決方法が分からずに
絆創膏をペタペタと重ねて貼っているのです。
「もう何百枚も絆創膏を貼っているのに
どうしてこの痛みは消えないんですか!?」
そんな心の叫びがいたるところで聞こえてきます。
その問題とは、
「自己受容度の低さ」
です。
そもそもですが、
自己受容というのは長所や短所も含めて、
ありのままの自分を受け入れることです。
しかし、
自己受容度が低い人は、
人の所作、立ち振る舞いへの
許容範囲が狭くなっています。
その許容範囲の狭さが自分に向くと、
自己嫌悪に陥ります。
人に向くと、人の事が許せなくなって
無性にイライラします。
自己受容度を低くするものは何なのか?
それは深層心理に沈み込んでいる
思い込みです。
「失敗する自分はダメだ」
「完璧じゃない自分はダメだ」
「価値を出さない自分はダメだ」
「迷惑をかける自分はダメだ」
「ありのままの自分ではダメだ」
などなど、これらの思い込みは、
人によっては10種類も20種類も
抱え込んでいます。
「◯◯な自分ではダメだ」を
いくつも抱え込んでいる人生の問題点は
シンプルに生きづらいことです。
複雑骨折しているのを直視するのって
めちゃめちゃキツいんですよね。
皮膚を突き破って折れた骨が
飛び出しちゃっているわけなので
見た目にも痛々しい訳です。
だからこそ、目をそらそうとして
絆創膏という安易な手段に
走ってしまうという構造があります。
同様に、
「◯◯な自分ではダメだ」という思い込みが
深く根を張っているときに、
その条件を満たせないようなダメな自分を
直視するのはとてもキツいです。
じゃあそこから目をそらすために
どんな絆創膏を貼ることが多いのか?
という話なんですが、
自分で完結するタイプの絆創膏と、
行動が他者に向くタイプの絆創膏があります。
それぞれをリストアップしたので、
「お、もしかしたら自分も絆創膏貼ってるかも…?」
という視点で見てみてください。
自分一人で完結する絆創膏リスト
・食べ過ぎ、食べなさすぎ
・お金の使いすぎ
・お酒の飲みすぎ
・働きすぎ
・スマホの見すぎ
・小説、漫画、映画の見すぎ
・整形のしすぎ
・先延ばし
・優柔不断
・寝すぎ
・実効性の怪しいスピリチュアル
・運動のしすぎ
他者に向くタイプの絆創膏リスト
・人への批判、揚げ足取り
・自分を卑下すること
・人と競いすぎ
・政治への批判
・怒鳴ること
・人へのねたみ
・自己犠牲的な人への奉仕
・人の言いなりになること
・人のせいにすること
・人へ過度な要求をすること
・ダメな人への依存
・陰口、ウワサ話
・心のこもってない人への褒め言葉
・人をコントロールしようとすること
・過度な自慢話
・「あの人は俺の友達」と有力者を引き合いに出す
ここまで「ダメな自分」から目をそらすための
絆創膏となるような行動をリストアップしてきましたが
あなたの行動にも当てはまるものはありましたか?
私はざっと15個ぐらいは過去やってましたし、
今でも自己受容度が下がっているときに
取っている行動がぶっちゃけあります。
私が断言できることが1つあります。
それは、
「絆創膏を何百枚貼ったとしても、
自己受容度を上げない限りは
同じ課題が形を変えてやってくる。」
ということです。
複雑骨折を直視するのは怖いかもしれませんが
一度ちゃんと治してさえしまえば、
新しい景色が待っています。
実際私のクライアントさんからも
次のような声を聞いています。
「人生で初めて、本当にやりたいことが見えてきた」
「矛盾する価値観でずっと苦しかったけど、やっと開放された」
「3億円の価値があった」
「目からウロコが取れたような気持ち」
さあ、絆創膏を重ね貼りするのはもうやめて
新しい世界に飛び込みましょう。
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