目標設定には肯定形を使うべし

目標設定のときは「肯定形を使って、否定形を使わない」ことが肝心。

もし否定形を使ってしまうとこのような流れになってしまう。

否定形の目標の例

①「お金の不安がない状態」を目標にする
②お金の不安ばかりが脳裏に浮かぶ
③ますますお金の不安が大きくなる

逆に肯定形の目標の場合はこうなる。

肯定形の目標の例

​①「物質的に豊かな状態」を目標にする
②自分の周りにある豊かさに意識が向く
③ますます豊かになっていく

なぜ肯定系の目標が必要かというと、脳の毛様体賦活系(RAS)が大きく関係している。

RASは情報のフィルター機能を備えている。

ある車が欲しいと思ったときに、その車ばかり町中で目にとまるようになることがある。
急にその車が増えたのか?というとそんなことはない。
その車があなたの意識に留まるようになっただけだ。

これがRASの働きだ。

つまりRASは「見たいものを見る」機能ともいえる。
その機能の影響で、以下の流れが起こる。

RAS機能による働き

①意識を向けたものが目に留まる
②見たものが証拠となる
③証拠があるからこそ、もっと意識が向くようになる


たとえ同じ会社、同じ職種、同じ給料をもらっていても、幸せな人と愚痴ばかりの人がいる。

幸せな人は「自分はついている」と思っているし、愚痴ばかりの人は「自分はついていない」と思っている。

どちらの捉え方も、その捉え方をしている本人にとっては真実なのだ。

あなたは、何に意識を向けているだろうか?

運の良さ? それとも運の悪さ?
人間関係の良い部分? それとも人間関係の悪い部分?
満たされていること? それとも満たされていないこと?
自分が受け取っているもの? それとも自分の受けてきた被害?
望み通りの人生を生きていること? それとも望まない人生になっていること?

幸せなこと、与えられているもの、豊かさに意識を向けよう。
そうすれば、その証拠が見つかるようになる。