現実を生み出す材料

オムレツを作っていた小学生の私は、
砂糖を入れなきゃいけなかった所に、
大量の塩を入れてしまう。


「ああー!やってしまった!」
「なんとか中和しなきゃ!」


そう焦った私は、しょっぱいのを
甘さで中和しようと砂糖を大量にぶっこむ。


そこで出来上がったのは、
めちゃめちゃ甘くて、
めちゃめちゃしょっぱい、
そんな、味の崩壊したオムレツだった……。



一度間違えて塩を入れてしまったら、
後から別の調味料を足しても
元の味に戻るわけがないですよね。


でも、
わたしたちは人生で何かが上手く行かないときに、
新たな行動を付け足すことで解決しようとしてしまいます。


仕事が上手く行かない → 残業時間を増やす。転職する。
夫婦関係が上手く行かない → 相手を責める。離婚する。
自分を責めて落ち込んでしまう → スマホや娯楽で現実逃避をする。


「しょっぱいオムレツ」つまり
「望まない現実」が起きてしまうのは
何故なのか?


それは、あなたの中に根付いている
価値観が原因かもしれません。


「心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。」

という有名な格言がありますが、
心、すなわち価値観の影響力は絶大です。


「自分は完璧じゃないとダメだ」

という価値観が根底にあると、
自分を追い詰めて、追い詰めて、
どこまでも行動を増やそうとしてしまいます。

でもそこで待っている現実は、
いくら行動を増やしても満たされない気持ちです。


反対に、
「自分は好きなだけ好きなことに取り組んでも良い」
という価値観がある場合。

自分の気の向くままに物事に熱中して、
決して自分を追い詰めること無く
深い満足感を得ることができます。


オムレツに塩を入れてしまった場合、
それを取り除くことはできませんが
自分を形作っている価値観は、
実は変えることができます。


その方法は、また次回の投稿でお伝えします!

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