行動しているのに願いが叶わない人の3つの特徴


あなたはこんなふうに思ったことはありますか?

「なんでこんなに頑張ってるのに成果が出ないの?」

「あの人は努力が少ないのに幸せそうでズルい!」

「願っても願っても、全然叶わないじゃないか…」


私の場合は、

  • 仕事の昇進が遅いと感じていたとき。
  • 独立を目指していたときに、24回ものお試しセッションをして全然契約に繋がらなかったとき

めちゃめちゃ思いました。

「くっそー、なんでこんなに頑張ってるのに成果が出ないんだよ!!」って。


もしあなたが繰り返し繰り返しこんな思いをしているときは自分の内面の課題と向き合うときが来ているかもしれません。


もったいぶらずに結論から話すと、行動しているのに願いが叶わない人の3つの特徴は以下のとおりです。

  1. 執着していること
  2. 頭で考えた目標と心の望みが一致していないこと
  3. 願いを叶えるのが不可能だと思っていること


逆にこの3つさえクリアできれば、行動することでどんどんと願いが叶うようになっていきます。ではそれぞれを解説していきますね!

願いが叶わない人の特徴その1
執着していること


執着とは「一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと」です。

例えばこんな執着の例があります。
あるあるなので、あなたも身の回りで見たこと聞いたことがあるのではないでしょうか?

お金がほしい、と口では言いながらお金の無さに意識が向いていたり、

時間が欲しい、と口では言いながら時間の無さ(忙しさ)に意識が向いていたり、

やりがいが欲しい、と口では言いながら今の仕事の不満に意識が向いていたり。



あなたも実際に体験したことがあると思いますが、人間の脳は意識を向けたコトがどんどん見つかるように出来ています。この機能のことを毛様体賦活系(もうようたいふかつけい)= 通称RASと言います。

ある車が欲しいと思ったら、急に町中でその車が見つかるようになったりするのも、その脳の働きによるものです。

じゃあお金の無さや、忙しさ、今の仕事の不満に意識を向けていたら何が起きるのか?


お金が無い理由が山ほど見つかります。
・この仕事の時給が低いからお金が無いんだ…
・親が教育費をかけてくれなかったからお金が無いんだ…
・日本が少子高齢化しているからお金がないんだ…

忙しい理由が山ほど見つかります。
・仕事も家事もあって忙しい…
・町内会やPTAのこともあって忙しい…
・子どもの習い事や送り迎えで忙しい…

仕事の不満が山ほど見つかります。

・あの同僚がうざい…
・正当な報酬を得てない…
・会社が迷走してる…


それらの不平や不満の理由を山ほど見つけたあなたの脳はどんな認識をすると思いますか?

​「こーんなにも証拠があるんだから(お金/時間/やりがい)が無くてもしょうがないよね。(お金/時間/やりがい)が無いのが当たり前だよね。」

と認識してしまうんです!

悲しいことに、人間は自分が当たり前だと感じる環境から離れたくない生き物です。


そして(お金/時間/やりがい)が無いのが当たり前だと感じているときは、いくら口先でお金がほしい!とか時間がほしい!と言っても願いはかないません。

仮に行動を積み重ねたとしても、脳は必死に抵抗してしまうんです。
​「嫌だ! 今の環境を抜け出したくない!」と。

だからこそ、行動をしても空回りをしてしまいます。

もしもあなたがこの状況を抜け出したければ、
真逆の発想をする必要があります。


つまり、不足や不満ではなく、
「有るモノや有るコト」に意識を向ける必要があるのです。
そこで感謝が出来たら最強なわけです。

ああ、ありがたいな。
こんなにも恵まれているな〜。

自分が恵まれていることに意識を向けると、
自分が恵まれていることの証拠が次々と見つかり
ます。


お金に関しては、
・食べ物を買えるだけのお金があるな〜、
・これまでずっと生活できるだけのお金があったな〜、
・今財布の中には1万円があるな〜、などです。

時間に関しては、
・今この瞬間は自分のために考える時間があるな〜、
・週末は家族や友人と過ごす時間が取れるな〜、
・意外とスマホに使っている時間が長いな〜、などです。

やりがいに関しては、
・今の仕事での経験は転職に活かせそうだな〜、
・仕事の収入のおかげで趣味ができるな〜、
・そういえばこういう理由で就職したな〜、などです。


こうして自分が恵まれている証拠が山ほど見つかってくると、脳にとっての当たり前はどうなるでしょうか?

そうです!

自分が恵まれているのが当たり前になるんですね。
そして、自分が恵まれている状況を維持するような脳の働きが生まれます。

そうすると、まるで歯車がカチッと組み合わさったかのように行動が成果を生み出すようになります。

今まで知らず知らずのうちにしていた無意識の抵抗が無くなるからです。

願いが叶わない人の特徴その2
頭で考えた目標と心の望みが一致していないこと



これは先週とても反響をいただいた「子どもに嫌だを言う練習をさせていますか?」という投稿で触れた内容にも関係する部分です。

「頭だけで考えた目標」には似たような表現がたくさんあります。

例えば、以下のようなものです。

  • 左脳だけで立てた目標
  • 損得勘定だけで立てた目標
  • 義務感や責任感だけで立てた目標
  • 人からどう思われるかを気にして立てた目標


これらをまとめて「ニセモノの目標」という表現をしてもいいかもしれません。
​こうした「ニセモノの目標」の問題はシンプルです。

その目標に向かっていくためのエネルギーが全然湧かないんです。

​もうね、パワーが出ないです。

そもそも行動出来なかったり、行動していたとしても空回りする行動ばかりでぜんぜん行動の質を改善出来なかったりします。

​まるでガス欠になった車のようにアクセルを踏み込んでもプスン、プスンというばかりで全然前に進まない。

なんでこんなにアクセルを踏んでるのに前に進まないんだよ!?って。

あれ? どこかで聞いた話ですね、、、。
(そう、過去の私です。笑)

「ニセモノの目標」だけを掲げて無理やり結果を出そうとしようものなら手痛いしっぺ返しを食らうことになります。

  • 燃え尽き症候群になってしまったり、
  • 目標に近づけない自分への信頼を失ってしまったり、
  • 日常生活に支障をきたすほど落ち込んでしまったり…。

原因はたった一つ。
「自分が心からワクワクする本当の望みがわからないこと」です。

そもそも本当の望みが分からない原因として、

  • 「自分より人の気持ちを優先しないといけない」
  • 「自分の気持ちを表現したら人から愛されない」
  • 「欲をもってはいけない」

という思い込みを抱えている場合もあります。

​というか、思い込みを抱えている人だらけです。


日本で長らく普通とされてきた子育ての仕方をしていたら、こういう思い込みが絶対出来るものなので…。

「人に迷惑をかけるな」とか、
「お行儀よくしなさい」とか、
「いい学校に行きなさい」とか、
「誰のおかげで生活できると思ってるんだ」とか、

言ったことや聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

こういった子育てをしていると、基本的に子どもは自分の気持ちが分からなくなっていきます。

​と、すこし脱線してしまったので
話を戻しますね。


これらの思い込みが心の奥深くに根を張っていそうだなと思ったらぶっちゃけ人に頼ってください。

なぜなら思い込みを放置したままで、いくら小手先のテクニックを試して一瞬効果を感じたとしても、すぐに元通りになってしまうからです。

骨折してるのに絆創膏を貼っても気休めにしかならないのと同じです。

​そういった思い込みが外れた後にやることはシンプルです。

自分の心のYES、NOを否定しまくっているから訳が分からなくなってしまうわけなので、
YES、NOの気持ちを大事にすればいい
のです。

自分の「YES!やりたい!」という気持ちを肯定しましょう。

「これ美味しそうだな!(YES)」
「あのアクティビティ楽しそうだな!(YES)」
「こんな事にも挑戦したいな!(YES)」


自分の「NO!やりたくない!」という気持ちも肯定しましょう。

「これはやりたくないな(NO)」
「そこには行きたくないな(NO)」
「あの人とは合わないな(NO)」

このように自分の心の声をしっかりと聞き、それを尊重することで、本当の望みや目標が明確になってきます。

そして、その目標に向かって行動するためのエネルギーも自然と湧いてくるのです。

願いが叶わない人の特徴その3
願いを叶えるのが不可能だと思っていること


「えっ、願っているのに不可能と思うことなんてあるの?」

と思われた方、正常な反応です。
これだけだと意味が分からないですよね。笑

そもそも願いが叶うまでの流れを解説した方がわかりやすいので解説します!

​あらゆる願いは必ず以下の流れに沿っています。

願いが叶う流れ

①意図
②認識
③感情
④思考
⑤行動
⑥結果

①意図というのは、純粋に何かしたいなと思う気持ちです。

例えばあなたのお腹が空いて、「あ〜、ハンバーグが食べたいな〜」と
思ったとしたらそれが①意図です。

​あなたが①ハンバーグを食べたい意図を持ったとしたらこのような流れで結果に繋がります。

①意図(あ〜、ハンバーグが食べたいな)

②認識(ハンバーグなら食べられるに決まってる)

③感情(ハンバーグならどこでも売っている、という認識があるので、この場合は感情が動かない)

④思考(家の近くのサイゼリヤでも食べれるな)

⑤行動(自転車に乗ってサイゼリヤまで行き、ハンバーグを注文する)

⑥結果(ハンバーグを食べられる)

このような流れで①ハンバーグを食べたい意図が実現します。

ハンバーグはスーパーでもレストランでも買うことができるので、ハンバーグは買えて当たり前だという認識を多くの人が持っています。

なので、スムーズに願い(正確には意図)が叶います。


それに対して、願いを叶えるのは不可能だと思っているとどういう流れになるのか?

例えば「お金持ちになりたい」という意図は「無理だ、不可能だ」と認識している人も多いです。

この場合の流れはというと…

①意図(あ〜、お金持ちになりたいな)

②認識(お金持ちになるのは不可能だ)

③感情(不安、恐怖、落胆、悲しみ、焦りなど)

④思考(お金が欲しいけど、無理だけど、欲しいけど、無理だけど……)

⑤行動(何も行動できないか、行動したとしても的はずれなことをする)

⑥結果(何も変わらない)

と、このような流れになります。

「お金持ちになるのは不可能だ」という認識をしたまま意図と向き合おうとしても、感情はネガティブなものが湧いてきます。

​その結果として④思考は、意図&認識&感情の影響でぐちゃぐちゃになります。


意図と認識がバチバチとぶつかり合うせいで感情がネガティブまみれになり、顕在的にせよ潜在的にせよ、思考が混乱しちゃうんですね。


自分の内面の思考が混乱したまま、行動しようとしても、そもそも行動できないか
行動したとしても的はずれなことをしてしまいます。


昇進しても給料が上がらないと分かっているのに今の仕事を頑張りすぎてしまうのも
的はずれな行動の例です。


じゃあ自分が不可能だと認識していることを、可能だと認識するためにはどのようにしたらよいのでしょうか?

言い換えると、自分にとっての当たり前を変えるにはどうしたらよいのか、ということです。

​様々な方法がありますが、今回は最も強力な方法の一つをお伝えします。


その方法とは、願いを叶えることが「可能だ」と「当たり前」のように認識している人で
なおかつ自分が尊敬している人と共に時間を過ごし、その人からの影響を受けることです。


自分とは異なる「当たり前」を持つ人と一緒に時間を過ごすと何が起きるのかというと…

まずは少し不快になります。笑

例えば「仕事は人を幸せにすること」が当たり前の人と、「仕事はただの苦行」が当たり前の人が一緒にいたらそれぞれ不快に感じるのが想像つきますよね。


なぜなら、

仕事へ向き合う態度、
時間の使い方、
お客様への接し方、
同僚とのコミュニケーションの仕方、
目標設定の仕方、
仕事の習慣、

などがまるっきり違うからです。


最初に感じる不快な気持ちはこんな感じです。

・う〜、なんか居心地わるいな…
・え! 自分にも出来るのかな…
・こんなに出来ないよ!


この不快な気持ちを解消しようとする過程の中で、徐々にあなたの当たり前の認識が塗り替わっていきます。
​​
・そういう物の見方もあるのか。
・そんな心がけをしているのか。
・これくらいのことは出来て当然なんだな。

このように一つ一つは小さな気付きだったとしても、それを何十回、何百回も経験していると
徐々にあなたの「当たり前」がズレ始めます。


あなたの当たり前がズレた経験も実は過去に何回も経験しているはずです。

最初に幼稚園に入ったとき、
小学生になったとき、
中学生になったとき、
初めて部活に入ったとき、
高校や大学に入ったとき、
初めて仕事をしはじめたとき、
結婚して同棲を始めたとき、

すべて新しい「当たり前」にふれる機会です。

そしてその新しい「当たり前」のパワフルさもすでに経験してますよね。

このような大きな環境の変化は、残念ながら大人に自動的に訪れることはほとんどありません。

だからこそ、もしあなたが「願いを叶えられる人」になりたいのであれば「願いが叶うのが当たり前」の人を探し出す必要があります。

その影響があなたの認識を変える最短ルートの一つとなります。